Tournament article
RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 2017
オレンジ色の阪神ファン。大堀裕次郎が通算11アンダー
コンビを組んで約1年の玉山晃輝さん。高校、大学を通じて同級生は、大堀の顔色を伺いながら、「これでちゃら・・・というよりは、ちょっとはごキゲン取れたかな・・・?」。
今朝の集合時間は5時50分に対して、玉山さんの起床時間は5時52分。大堀からの携帯電話も起きられず、ホテルの内線電話でようやくお目覚め。
「昨日、めちゃくちゃコインランドリーが混んでいて・・・。寝たのが夜中1時すぎでした」とは玉山さんの苦しい言い訳。
「起きて5分もしないで下りてきたので、歯も磨いてないんじゃないかな」とは、大堀。
「いや、歯だけは磨いて出てきました」と、意外と余裕の玉山さん。大堀は「今日に始まったことじゃない」と寛大に笑った。
これで3試合連続の寝坊に玉山さんは反省しきりだ。「“終わった”と思った。今週で、もうクビだと」。一応はその覚悟までしただけに、スタートから気合いが入ったのは玉山さんのほうだった。
「高麗グリーンはあまり芝目を言うと、選手が迷うので。傾斜と、ラインだけ気にして行こう、と」。
そんなキャディさんのアドバイスを体現できるのも、日頃の努力あってこそ。
練習の虫も学生時代から変わらずホールアウト後は、カップから5歩の位置から12球連続入るまで、パット練習をやめないとは玉山さんの証言だ。
「傾斜がきつい練習グリーンでは、1時間半以上も居座ることも」(玉山さん)。
それをもう2年続けているたまものが初日に自己最少の21パットという数字である。
グリーンを狙うショットにしても、玉山さんは無理にピンを狙わせず、極力傾斜の緩い面に打ってもらうようにしているというが「そこに打とうと言って、実際にその通りに打ってくれた」と、そのポテンシャルの高さには、玉山さんも感謝した。
互いに厚い信頼感で、大会をトップで折り返した。
この日の大堀は、オレンジ色のポロシャツ。前日は同色のパンツだった。「今週、実はもう1枚オレンジ色のウェアを持っている」。
なぜかジャイアンツカラーづくしの今週、同組の宮本勝昌に「全然ファンちゃうやん」と突っ込まれたがこう見えても熱狂的な虎党ですのであしからず。