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ダンロップフェニックストーナメント 2017
松山英樹は「スタートホールでファンがたくさん待ってくれていたら嬉しい」
「2人と回って緊張しない人はいない。久々にあんなに緊張しました。たいがいの人にはないこと。良い経験をさせたもらったと思います」と感謝した。
大統領の希望により、日本政府から要請を受けた大役も、「1番ホールも緊張してブン曲がってましたし、隣のホールまで行ったので、あんまり会話はなかった」と、大事な会談時は気を利かせても、大統領は「青木さんの話は凄いしていた。80年の“バルタスロール(全米オープン、2位)の青木のパットは凄かった”とずっと言ってました」と今季初参戦の日本ツアーに、JGTO会長へのとっておきの土産話も持ってきた。
今季は2勝を挙げて、世界ランクも最高2位を記録した。名実ともに、のぼり詰めて帰ってきた宮崎。
「明日はスタートホールでたくさんのファンの方が待ってくれていると嬉しい」。
4年ぶりの顔合わせにも胸躍る。
初日、2日を回るジャンボも、宮里とも同組ラウンドは2013年以来。
「すごく楽しみ」。
16-17年の終盤、プレーオフシリーズは不調のまま幕を閉じた。連覇がかかった先月のWGC・HSBCチャンピオンズは50位に終わって改めて「変えなくちゃいけない」。
ドライバーの飛距離は確かに伸びた。しかしその分、精度は落ちたと自覚している。
米通算5勝を達成するなど成果をあげながらも、その勢いに任せて「いままで背を向けていた部分」という。
「距離が伸びて、精度が落ちるのは当たり前かもしれませんが、伸ばした上で精度がないといけないと思いますし、今年OBの回数が多いので、その回数を減らさないといけないと思う。ロープの中にいる自分と、大典(だいすけ)さんしか分からない部分。」
信頼する進藤キャディの同意のもとに、踏み切ったスイング改造に加えて「ショートゲームもパットも。いまはすべてを試している状態」と、来年のマスターズをめどに、ゴルフの全面改革は数週間前に始まったばかりという
2年ぶりのホスト試合で、3年ぶりのホストVがかかるがまだ手応えはない。
「優勝を目指したいですけど、内容的にはずっと悪かったので。うまくいけばチャンスは高くなりますし、悪ければ予選ギリギリというところ」と、本人の見通しはいまのところ五分五分だが「結果にはつながらなくても、新しい課題は見えると思う。楽しみな1週間になる」。
いま世界4位が頂上を見据えて始めた新たな挑戦が、大事なホスト試合で吉と出るか。