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関西オープンゴルフ選手権競技 2017

病み上がり! 高山忠洋が通算3アンダー

今年の会場の城陽カントリー俱楽部は深いラフに、待ち受けるグリーンは硬く、速く、一筋縄ではいかないが、この2日間は「コースの難しさが分からないくらいに、目の前の1打に一生懸命だった」。

それよりも、高山の気がかりは「試合に出られるかどうかだった」。先週の日本プロは初日を終えた時点でプレーを取りやめたのは「微熱と咳が止まらなかったから」。

夜も眠れず、コースを回っても、咳をこらえて他の選手に迷惑がかからないかが気になって仕方なく、集中も出来ない。

やむなく棄権を申し出ても動くに動けず結局、日曜まで居残り沖縄の病院で見てもらったら、下った診断は「マイコプラズマ肺炎」。

投薬と静養で、なんとか戦えるまでに回復したのが今週の火曜日。水曜日には、こっちに来てどうにか練習ラウンドをこなしても、もともと芝花粉のアレルギーと重なって、「気管がゼーゼー言って。練習ラウンドではあまりない、カートで回らせてもらった」。

日に日に症状は良くなっても、本調子ではないから「ゴルフの内容は、しっちゃかめっちゃか。でもがんばりました」と、2番のバンカー目玉もピンそばにつけて、必死のパーを拾った。

今日まで七転八倒の36ホールも、病み上がりの身には「ゴルフが出来るだけでも幸せ」。
謙虚な気持ちで、V争いにこぎつけた。
「プラズマは長引くとは聞いているけど、今日より明日。さらに良くはなると思うので」。
このまま5年ぶりのツアー通算6勝目なら、きっとマイコも一気に吹き飛ぶ。

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