Tournament article

フジサンケイクラシック 2017

昨年は遼越え?! 小斉平優和(こさいひらゆうわ)が「今年はさらに上を」地元の長澤兄弟にも注目!

こう見えて、1歳違いです。ウェイティングからの出場をにらみ中の長澤と小斉平(左から)
昨年は“遼越え”のベストアマチュア賞の輝いた逸材。今年は新人プロとして、相性の良い富士桜に戻ってきた。昨年のファイナルQTランク60位で迎えたデビュー年。ツアーの出場権はままならずやはり、マンデートーナメントを突破した7月のセガサミーカップに続いてこれが、自身のプロ3戦目。

「おそらくツアーに出られるのは今年これが最後。少ないチャンスを生かせたら」と意気込む。

日本ウェルネス高校3年時に出た昨年の今大会は2007年に当時、高校1年生で大会初出場を果たした石川遼の15位タイを上回る、嬉しい12位タイ。

富士桜は昨年よりさらに、42ヤード距離が伸びて総距離7566ヤードは、今年これまでのツアーの中ではダントツの最長コースだが、もともと飛ばし屋はものともせず「ここのグリーンも得意ですし今年は、去年よりさらに上を」と、V争いも視野に入れた。

ちなみに、写真の右側が小斉平。
左は大会の地元・山梨県出身の長澤奨 (ながさわしょう)。貫禄十分だがこう見えて、小斉平のわずか1歳年長の弱冠二十歳。

「30歳より下に見られたことがない」のが悩み(?)のこちらも新人。
「優和とは、ジュニア時代からのずっと仲良し」と、ひとつ下の幼なじみといざ、本戦へと行きたいところだが、長澤はマンデー通過とはいかず、30日水曜日の現状は、欠場者が出るのを現地で待つウェイティングリストの4番目。

大会初日もコースまで約1時間という身延の自宅から会場に来て、チャンスを待つ覚悟はあるが「今から4人も欠場する人がいるとは思えない。今回はダメですね」と残念そうに、4人兄妹の末っ子は「でもアニキは出られるんで応援に来ます!」。

10歳上の稔は、堂々のマンデー通過を果たして開幕前日のこの日水曜日は、こちらもまたジュニア時代からのつきあいという、やはり山梨県出身の2つ先輩で、シード選手の小池一平と練習グリーンで熱心にボールを転がしていた。

昨年に続く、2年連続の出場権も、「予選通過はまだしたことがない。今年はぜひ決勝ラウンドに進めるように頑張ります!」。

こちらは弟に比べて、ソフトな印象?!
「そうなんです、弟は4兄妹の中で、一番体が大きいんですよ」と目尻も下がった。歳の離れた可愛い弟にも、良いところが見せられるといい。

  • そして、こちらがお兄さん。長澤稔(右)は昨年につづき、2年連続のマンデー突破に先輩プロで、シード選手の小池一平とともに地元・山梨での健闘を誓った!

関連記事