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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2017
聖志は週末も大忙し
土曜日はジュニアレッスン会で、日高将史の手も借りて、1日講師をつとめたあとは、弟の優作と一緒に夕方のチャリティオークションを盛り上げた。
感動秘話は、深堀圭一郎のパターが競りにかけられた時だった。「1万円!」と、元気よく第一声を上げてくれたのは、先のレッスン会で聖志が教えたばかりの男の子だった。
その熱意に感心した聖志は、次の落札希望者を待たずにその子に即決。だけど、男の子の財布をのぞいたらお金が足りない・・・。
「明日、払いに来ます」と、男の子は付け払いを申し出た。その律儀な物言いに、またまた感じ入った聖志は思わず言った。
「いいよ、俺が代わりに払ってあげる」。
恐縮した親御さんがあとで支払いにやってきたが、男気溢れる兄は丁寧に首を振った。
「約束だから」。
といっても、自分もその場で持ち合わせがなく、結局最終日もまた、支払いのために会場を訪れた聖志。決勝ラウンドを戦う姿を見せることは出来なくとも、大会主催のPGMホールディングスとスポンサー契約を結ぶ兄弟は、精一杯に大会を盛り上げた。
5回目を迎えた「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」は今年もまた、最終日の1番ホールでは、このあと沖縄初開催の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIPスナッグゴルフ交流大会」に参加した地元ジュニアと、これからスタートしていくプロたちが、手と手をつないでティーインググラウンドを行進する「キッズエスコート」で、盛り上がった。
2013年の第一回から、地域・社会貢献とジュニア育成に力を注いできた今大会はこれからも、子どもたちに大きな夢を贈り続けます。