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HONMA TOURWORLD CUP 2017

フォールシャッフルの逆転劇! 池村、秋吉が滑り込み

自己ベストの3位で、後半戦に望みをつないだ池村
今大会終了後に、終盤戦の出場優先順位を見直すフォールシャッフルが行われ、大会を自己ベストの3位タイで終えた池村寛世と、通算13アンダーの14位タイにつけた秋吉翔太がいずれも“圏外”から潜り込む逆転劇を演じた。

自身2度目の最終日最終組で回った池村は、ティショットを左崖下に落とした3番で、脱出までに4打もかかり、5オン2パットのトリプルボギーを打ったが、「あれで吹っ切れた。その後は攻めるしかない」と、諦めずにそのあと6バーディで盛り返して前週の27位から、9位にジャンプアップ。
最後18番の絶好のイーグルトライを外して単独3位は取り逃がして悔しがったが、間近で見た同組の宮里の完全試合にも触発されて「次は勝ちたい」。
日照時間の関係で、出場人数が減る秋以降の試合にもほぼ出られる資格を得たことで、22歳が新たな目標を見据えた。

そしてこのどんでん返しをこうむったのはコンワットマイと竹安俊也(以下リスト参照)。

竹安は、前週まで終盤戦の出場権が得られる線上の10位にいた。瀬戸際の争いに、自身も最終18番で3メートルのバーディチャンスを沈めて抵抗。どうにか希望をつないで18番グリーン横の小屋でアテストを済ませて出てくると、そっと壁にもたれてしばらく他の選手の状況を見ていたが、「気分が悪くなるので戻ります・・・」。
ランキングが変動をみせたのは、複雑な表情で立ち去ってからしばらくたったあとだった。
竹安は大会22位に終わって、13万円差で弾かれることになった。

最終日は宮里の完全試合に沸くかたわらで、秋の本格シーズンに向けて、そんな悲喜こもごものドラマが繰り広げられていた。

フォールシャッフル取得者( )内前週比
1位星野陸也(2位から1↑)
2位デービッド・オー(1位から1↓)
3位李尚熹
4位堀川未来夢
5位マシュー・グリフィン
6位出水田大二郎
7位ドンファン
8位小鯛竜也
9位池村寛世(27位から18↑)
10位秋吉翔太(12位から2↑)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(以下脱落)
11位竹安俊也(10位から1↓)
13位パチャラ・コンワットマイ(9位から4↓)
  • グリーンサイドでやきもきしていた竹安は・・・
  • コースを離れた後、逆転劇が・・・

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