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カシオワールドオープン 2018

第1ラウンドが終了(23日8時)

前日は、後半16番のバーディパットを沈めたところで、日没のため、いったん引きあげていた木下稜介。
この日23日は7時20分から改めて、ティオフした17番は晴天の朝の冷え込みに「寒いし、長いし、風が上げているし、体が動かないし」とタフなパー4でアプローチを寄せきれずに、ボギーからのリスタート。

最後の18番は、パー5のチャンスホールも、両手にミトンをはめて防寒につとめても、セカンドは「4番アイアンで、ちょろみたいなショットになってしまった」。
3打目もまた、寄せきれずに平凡なパーに終わったのは残念だが、それでも首位と2打差の4アンダーは2日かけた第1ラウンドは上々のスタートだ。

今季は賞金ランキング54位で、がっちりと初シードをほぼ手中にして、この事実上の最終戦を迎えた。
9月のフジサンケイクラシックで自己ベストの4位タイに入り、ダイヤモンドカップで出場権の心配はなくなっても、来季のさらなる飛躍を誓って精進する過程で、レジェンドからありがたい助言もあった。
2週前の三井住友VISA太平洋マスターズでたまたま青木功に練習をみてもらう機会があり「アプローチで球が強く入ってしまうんです、と相談したら“インサイドに上がりすぎている”と」。

さらにその直後に、これまたたまたま市原弘大にもみてもらうチャンスがあり「まったく同じことを言われて。2人に言われてやるしかない、と。おかげでよくなってきている」。
こうなったら、今週はぜひ、初優勝を目指して次週のシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に乗り込みたいところだが、このオフ、初めて恒例の宮崎合宿に加えてくれた谷口徹には「”何、寝言いってんねん”…と。だからちょっと見返してやりたいんです」。
シニアの師匠の今季はやりの若手育成マジックに、木下もまんまとハマってみたいものだ。

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