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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2018
伊能さんはいないけど・・・片岡大育がV争い
故郷の高知も、風は吹くがここ沖縄のように「丸1日中というのはない。難しいイメージはぬぐえない」とスタートの10番から、やにわにピンチ。
3Uを握った左ラフからの2打目は、「テンプラみたいなショットになった」。左OBに、10メートルも残ったボギーパット。
「これが入った。アンラッキーからラッキーが出た。そこから落ち着いてやれた」と、次の11番では1、2打とも完璧なショットでピンそばにつけるなど、8つのバーディで優勝争いに加わってきた。
序盤は欧・亜ツアーに軸足を置き、9月には米ツアーの入れ替え戦に挑戦。
パワーゴルフに接して持ち味の安定感と、課題の飛距離アップのバランスがかみ合わずにショットを崩して戻ったが、それもどうにか持ち直してきた。
復活の二人三脚といくはずが、相棒の名物キャディは不在である。風邪をこじらせ、ぜんそくの一歩手前まで言った伊能恵子さんにお休みをあげたのは、先週。
「3日前に電話をしたらまだゴホゴホ言っていたので。長引いている。もう1週、しっかりと治して」。
頼りの伊能さんはいないが沖縄特有の、強い芝目は転戦していたアジアのコースで覚えがある。
「アジアンツアーの風も重いので、そういった面では今週と少し似ている」。
各国を渡り歩いた経験を糧に、復活を目指している。
現在賞金ランクは61位。
「今年は日本に全部出ていないとはいえ、賞金ランクも下のほう。あちらこちらで、心配の声が上がった。成績で返したい。安心させたい」。
不在の4勝目で伊能さんの完治を祝う。