Tournament article
ダンロップ・スリクソン福島オープン 2018
9アンダーを出した堀川未来夢が前代未聞の二刀流
今週は、異色の二刀流で戦う。
「このコースで自分はまだ一度も予選通過がない。何かを変えたい」と初日にキャディバッグから、5番ウッドを抜いた代わりに入れたのは、なんとパターをもう1本。
ミケルソンもかつてマスターズでやったドライバーを2本とか、そういう二刀流ならともかく、堀川はパター2本を使い分け。
「ふと思いついた」とピン型と、今はやりの蜘蛛型マレットをバッグに備えて「今週のようなアンジュレーションの強いグリーンなら、曲がるラインはピンのほうが距離が合うし、3メートルの曲がらないラインはスパイダーのほうが狙えるし」と、2日目には実際に、最初13番までピン型を握っていたのを14番からもう1本に持ち替えるなどして、大会初の決勝進出させると「決勝ラウンドは、スコアを出したい。今日はエースパターのスパイダー1本で」と、一度出したクリークも戻してインスタートのこの日は後半6番から、4連続バーディを奪うなど、怒濤の9アンダーを出してV争いにこぎつけた。
首位の山岡は日大の元・副キャプテン。キャプテンの堀川とは卒業後もしばらく静岡の大学寮に残って、コーチとして共に、後身の指導に当たってきた仲である。
「一緒に優勝争いするのが夢だった。そういう戦いが出来たらいいねと話していた」。
初シードを実現させたのは、堀川が先だが未勝利なのはお互い様だ。
初優勝は、どっちが先か。いざ勝負・・・!