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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2018
今季国内初戦。池田勇太が7位浮上
次週、アジアと欧州共催のボルボチャイナオープンに向けて抱負を聞かれて、「首の痛みが取れると共に、徐々に調子も上がっている」。再出発の前に、弾みのつく3日目の上昇だ。
今季国内初戦の池田が、65で回った。
17番パー3のザ・ギャラリーホールは、グリーンDJの薬師寺さんと、タケ小山さんの音頭で選手とファンが一体となって大騒ぎする中で、魅せた。
「さすが関西だからね。乗りがいいかも。近くに寄ると、わーっとなる」とティショットは出来るだけ、ピンそばにとの気合いも、8メートルとそこは今ひとつも「これが入ったから。帳消し」と、大歓声に応えて拾ったボールを投げ込んだ。
続く18番パー5では「バーディでパー。イーグルでバーディのホール」と、最後の攻めのホールで左から長いイーグルトライは惜しくても、しっかりとバーディで締めて口も滑らか。
クラブハウス前のフォトサービスエリアで長蛇の記念撮影に応じて、ピンフラッグのサインに応えて、その足で、今度はホールアウト後のお立ち台。
この日は、67で回った古田幸希を相棒に、大学の後輩をいじり倒して笑いを誘った。
今季は年明け早々から、積極的に海外を転戦したがほとんど好結果も出せずに「ひとつもいいことなかった」と、傷心の一時帰国だ。
マスターズから帰ったあと今週には開幕前に、首を痛めて、オーガスタで割れた代わりの新ドライバーを試したいのに丸5日もクラブが振れなかった。
「やっとちゃんと打ったのが今週初日」。ぶっつけ本番でも、首の痛みの緩和に伴い、日に日に手に馴染んで、土曜日の大爆発につながった。
この日は、早い組で上がってすぐは、通算7アンダーにも「これから上がどんどん伸びる。俺が追いつく位置にいてくれたら」と話していた。「なんとか手が届きそうなら、俺は少し前の組から出て最終組にプレッシャーを与えるようなゴルフをしたい」。
5打差からの大逆転で、一昨年以来の大会2勝目をにらむ。