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レオパレス21ミャンマーオープン 2018

石川遼は1打足りずに予選落ち

来た早々から多忙を極めた自身初のミャンマーで、新選手会長は2日目で姿を消した。
その勇姿をひとめ見ようと駆けつけた、在留邦人の方々にも見せ場をほとんど作ることができなかった。

1アンダーの34位タイから出た2日目は、4バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフになった。
「ショットがちょっと不安定。この状況で戦うのは難しい」と、弱音もこぼれた。

右ラフから乗せた13番のダブルボギーと、18番パー5のボギーは3パット。クセの強いグリーン上でも流れが作れず、カットラインを出入りしながらイーブンパーで迎えた後半の7番のパー4は、普段はパー5の難ホールで左のラフからバンカーに入れて、万事休す。

通算1オーバーで再び圏外にはじき出されると、そのまま戻って来られなかった。

先週の「SMBCシンガポールオープン」では、第2ラウンドで首位に立ちながら、崩れて16位に終わった。「悔しかった」とリベンジを期したミャンマーでは、週末を戦わずしてその機会を逸した。

5年戦った米ツアーからの出直しを誓った今季は日本ツアーを主戦場に決めた。最年少の選手会長に就任して、二足のわらじで取り組むスイングの再構築は「足踏み状態。今日は全体的に左に真っすぐ飛んで行くような感じだった。
ドライバーもアイアンも狙ったラインに行ってない。ショートゲームもまだまでですね」と、今週は反省が多く口をついて出た。次週はこの足で、マレーシアへ。アジアと欧州共催の「メイバンク選手権」に出場する。
「どこか1つ直せれば来週までには修正できるかなと思う」。旅をしながら、復調の兆しを待つ。

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