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日本オープンゴルフ選手権競技 2019

堀川未来夢がZOZO出場権

大会初日に朗報は入った。プロ6年目の堀川未来夢が次週、米ツアーの「ZOZOチャンピオンシップ(10月24日〜27日、千葉県・習志野カントリークラブ)」の出場権を得た。
日本勢としては、小平智と香妻陣一朗に次ぐ主催者推薦の最後の一枠におさまった。

先週までの賞金ランキングで出場権が決まる「ZOZOランキング」は、権利がある上位7人の”次点”のランク9位で惜しくも権利は逃した。
「開幕から出場することが目標でしたので。本当に悔しかった」。
一度は諦めたチャンスが再び巡ってきたのは、今週15日の火曜日だった。
プロアマ戦で、ZOZO創業者の前澤友作氏とたまたま同組になった。「その時に、名刺を交換させてもらって。ランキングには入れず、実力で権利が取れなかったのは悔しいですが、もしチャンスを頂けるならチャレンジしたい、出場させていただきたい、と」。
その後も電話で連絡を取り合い何度かアピールするうちに、「ぜひ、世界のプレーを見てきてください」と、前澤氏から折り返しが入った。
「来週は、いいプレーでお返ししたい」と、さっそく感謝を伝えた。

出場の喜びをかみしめながら出たこの日の大会初日。
難コースの3番でイーグルを奪うなど前半、1アンダーで健闘したが、17番のパー3で痛恨のダブルボギー。

ここ古賀で行われた08年大会で25勝の永久シードに到達した片山晋呉と練習ラウンドを回った際に、片山からV時はティショットを毎日7番アイアンで刻んだと聞いて、わかっていたはずの難ホール。
「でもショートホールで刻むという思い切りが、僕にはできなかった」。
5Wで攻めたティショットは、みごとにバンカーに突き刺さり、1オーバーまで落ちた。
「グリーンに行ってみて、シンゴさんが言われたとおりにここは刻むべきだった、と。欲が出てしまった」と、反省しきりだ。

6月の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で初優勝を5年シードのメジャーで飾った。
ゴルファー日本一を決める今週は、日本タイトル連勝がかかるが、「それよりこのセッティングで自分がどれくらい通用するか。明日以降は欲を出さないことが課題。来週にもつなげられるようなプレーで終わりたい」。
しっかりと結果を残して次週、日本初開催の米ツアーには日本を代表する若手の一人として、堂々と乗り込む。

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