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マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 2019

韓国の趙珉珪(チョミンギュ)は、母国開催の米ツアーの余韻を残すV争い

07年から日本ツアーで戦うプロ13年目の31歳、韓国の趙珉珪(チョミンギュ)が、初日からボギーなしのゴルフを続けて通算10アンダーの首位タイに浮上した。

前日初日の69に続いて、この日は7バーディの65。
「アイアンショットとパットが良かった」。
10番で、右のカラーに外した3打目でパターを持ち、8メートルを沈めたのが、この日一番長いバーディパット。
好調のアイアンで、ビタビタとチャンスについた。
16番は難しいパー3で、左のラフからピンそばに寄せる「スーパーパーセーブ」もあった。
「昨日も今日もボギーを打たなかったことが、一番」。

先週の日本初開催の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」は自宅のテレビでゆっくり見たが先々週、韓国で初めて開催されてから、3年目を迎えた米ツアー「CJカップ」は、現地に足を運んで観戦した。
「ジェイソン・デイ選手や、優勝したジャスティン・トーマス選手。…あと、ジュンゴンも!!」。
この日の2日目は、2打差の3位につける黄重坤(ハンジュンゴン)は、4つ下の弟分。
2週前には、世界ランキングの資格でホーム開催の大舞台を踏み、初日に首位と3打差の4位につけた。

世界トップのプレーを盗み見ながら、後輩を応援。
「すごく勉強になったし、よいイメージができた」と母国開催の米ツアーの余韻を、先月のブリヂストンオープン以来2週ぶりに戻った日本ツアーでの実践でさっそく生かした。

2011年の関西オープンでツアー初優勝を飾ったが、2勝目はそれから丸5年かかった。
16年のフジサンケイクラシックで流した涙も、もうすっかり乾くころ。
「日本にきてもう13年。日本語も、すごく上手くなったでしょ?」と、ニコニコと「また日本で勝ちたいけれど、まだ半分が終わったところ。優勝のことはまだ考えない」と、平常心を強調。
「昨日、今日のように明日明後日も、ノーボギーで回りたいな」。
危なげないV争いを、目標にかかげた。

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