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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2019
目指せ全英! 木下稜介が狙う大逆転初V
前日2日目は、第2ラウンドを12ホール残した。
「今日は30ホールやってきました。1日でこんなに回ったのは、学生以来」。
3時半起きで、6時40分からコースに出て通算イーブンパーの22位タイで決勝ラウンドに進出した。
「神経使うし、めちゃくちゃ疲れた」と、ロッカールームで横になり、12時ちょうどにまたスタートした第3ラウンドは1番で、奥からチップインバーディを奪った。
難しい後半は、12番から4連続バーディもあった。
ドローヒッターの木下にとって、宍戸は苦手なコースのひとつだったがこのオフの練習でフェードを習得。
多彩な球筋が要求されるコースに対応できるようになり、「難しい上りホールでも完璧なフェードが打てた」と、難関の17番では190ヤードの2打目を1.5メートルにくっつけ「去年に比べると、成長してコースに帰ってこられたかな」。
先週のミズノオープンは初日に令和最初のアルバトロスを達成。最終日も上位争いを繰り広げて5位タイにつけたが、上位4人が得られる全英オープンの出場権には一歩及ばなかった。
「20代のうちにメジャーを経験したい」。
今週は、海外初戦の「SMBCシンガポールオープン」からスタートした全英オープンの日本予選最終戦。
現在、同ランク42位につける木下が今週、初Vなら可能性も見えてくる。
「そこ目指してやりたいが、コースが難しいので。明日も攻略で精いっぱい」。無欲の先に、何が見えるか。