Tournament article
長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2019
ゴルフ界の要潤。幡地隆寛が誓った壁ドンゴルフ。
2日連続で69を並べて、通算6アンダーで上位を維持した。
今よりかなりスリムだったころは、俳優の要潤さん似と言われたイケメン。
しかし食べることが大好きで、今週もジンギスカンを夕食のおかずに大盛りご飯を2杯おかわり。
自称「おデブちゃん」は、身長188センチに体重89キロ。
肥満度を表すBMI値も「基準値よりプラス10」と気にしつつ、メタボのお腹も有効活用?!
今週計測のドライビングディスタンスで平均324.50ヤード(初日、ランク1位)を記録した飛ばし屋。
大雨のこの日もキャリーで軽々300ヤードを越えてくる。
盛夏の洋芝は粘っこく、他選手が深いラフに手こずる横で「ここはOBがないし、僕はコースに(ボールが)あればいい」と2日目も大胆に攻めた。
周囲も「お前に向いている」と、口をそろえる舞台で手にしたチャンス。生かさない手はない。
プロ5年目の初Vへの思いを特に強くしたのは今夏。
「AIG全英女子オープン」を制した渋野日向子さんが岡山県・作陽高校の7年下だったとは、ゴルフ部恩師がテレビ取材を受けているのを見た際に、初めて知った。
「僕が高1の時、彼女はまだ小学生でしょう。後輩といってもピンとこない」と笑うが「スタートで4パットのダボでミスしたのに、最後にあのバーディを強気に入れてくるとは。そういう面は、僕にもあっていいのかな」。
16年のデビュー時はツアーの空気にのまれて力が発揮できずに、「予選通過でさえ自分には特別なことに思えた」という。
だが少しずつ経験を重ね、自信も出てきた今なら「予選通過だけでは満足できない。もっと上へという欲がある」。
自己最上位での決勝進出こそ、シブコさんの壁ドンゴルフを見習いたい。