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フジサンケイクラシック 2019
先週優勝の比嘉一貴は石川遼の祝福に「クラッ」
先週の「RIZAP KBCオーガスタ」で大会最多アンダーによる圧勝の初Vを飾った24歳の比嘉一貴。
いっぺんに返信しきれないほど届いた祝メールも、この人のLINEには即返信。
東北福祉大の先輩、松山英樹から届いたメッセージは「素晴らしい」のたった一言。それでも「嬉しかった」と、余韻に浸るに十分だった。
3日火曜日の前夜祭では、石川遼から「おめでとう」と、軽くハグされ「クラっと来てしまいました」と、照れて真っ赤に。
今週の初日、2日はその石川と、初の同組対決だ。
比嘉との初ラウンドについて「僕はどちらかというと、やりづらいタイプ」と、石川は評す。
「先週の勝ち方を見ると、物おじしない。崩れなさそうというのをほかの選手に見せつけた。凄く性格がいい子で、自分を持っている選手だが、一緒にV争いするのは嫌なタイプ」とは、石川ならではの最大の誉め言葉。
10年大会で、連覇を達成している石川。
比嘉は、2週連続優勝がかかる。
比嘉にとって初出場の今大会は、今年6月のミズノオープンに次いで2番目に長い総距離7566ヤード。その分、標高が高いため「球が飛ぶから楽」と噂には聞いたが、実際に回ってみると「僕の球は低いし、いうほど飛ばない。恩恵を受けている気がしない」と、その点ではちょっぴりがっくし。
その難しさから、モンスターコースとの異名をとるここ富士桜。
昨年までテレビで見ていたとおりの難しさはあるが「遼さんと一緒なので楽しみ。ついていけるように。アンダーで回りたい」。
競演に胸躍る。