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日本プロゴルフ選手権大会 2019

藤田寛之祝50歳。コーナリングは上手いんです(笑)

石川と並んで首位に立ったのはつい2週間前に50歳になったばかりの藤田寛之。

過去にカシオワールドオープンに出場していた藤田はここでのプレーは15年ぶり。ティーイングエリアに立つとよみがえる当時の記憶も「人の記憶って大したことないなと思います。何ホールか抜けていましたし。」
それでも前半は12番から3連続バーディー。いずれも1mほどのパットでショットは完璧だった。「近くについてもそれを最近外すんです。今日はよく入ってくれたのでスコアになったのかな。」
安定感のあるイメージの藤田だが気づけば50歳。ボールがよく見えなくなってきた今年は開幕からボールを黄色にしてみた。藤田のキャディーを務めるピーターさんも藤田の一つ年上。「2人して見えないんです。それが黄色にしてから見えるようになった。」きちんと道具で対応して、2年前からは腰痛のためにヨガも始めた。「50を過ぎると頑張ろうと思ってもできない部分がある。空回りしてしまう。」それでも藤田なりの努力を日々続けてきた。いつも藤田が一番最後まで練習場に残っているのも関係者では有名な話だ。
やはり懸念されるのは日曜日の36ホール。体力も心配されるがそこはベテランの経験でなんとか乗り切りたい。「何度も車検を通っているような車にもっとスピード出してというのは酷。でもコーナリングは上手く回ったりするんですよ。(笑)」
今年は中日クラウンズで5位タイに入るなどまだまだレギュラーツアーで戦えている藤田。「賞金シードは1年でも長く持ちたいし、優勝も諦めていない。」
明日以降も華麗なコーナリングを見せてほしいところだ。

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