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日本プロゴルフ選手権大会 2019
ぶっつけ本番の石川遼が首位タイ
豪雨の影響で開催すら危ぶまれた本大会。練習ラウンドはできずに“ぶっつけ本番”で今日を迎えた。「何とか気持ちを切り替えて、決まったからにはベストを尽くしたい。」開催に至り複雑な思いも残っていたが、昨日夕方には避難勧告も解除され、ファンに笑顔を届ける好スタートとなった。
後半1番ではわずかにボール2つ分OBラインの外にボールがありボギーにしたものの、トータル7つのバーディーを奪い、初めてのコースで6アンダーの65。本大会で自身初の首位に立った。
2004年までカシオワールドオープンがここ、いぶすきゴルフクラブで行われていたが、いまの若い選手たちはこのコースを知らない。昨日は中止となったが午後からコースが解放され、コース復旧のためラウンドはできないものの多くの選手がコースを歩いた。しかし石川はあえて歩かなかった。「知らないからこそ自分のマネジメントができる。見えるところに打っていこうと。」しっかりと危機管理ができたことが好スコアにつながった。
久しぶりの選手も初めての選手もコースはアップダウンがきつく、みんな口をそろえて「きつい!」と話す。谷口徹も「暑くて死にそうでした。無理っす。」と思わず弱音をこぼしたが同時に「遼くんは元気すぎて羨ましかったですよ。」と同組の約20歳年下の石川を羨ましがった。そんな石川もこのコースは体力勝負だと話す。
倉本昌弘は前日会見で日曜日に36ホールをやり72ホールの競技成立を目指したいと話していたことについて、「事前に知ってたら開聞岳登って鍛えてましたね(笑)」
最終日に一波乱起きそうな今週は体力自慢の選手が優勝に近いのか。実はアマチュア時代に石川が優勝した「マンシングウェアオープンKSBカップ」も最終日に36ホールが行われた。そんな実績も踏まえると石川は一歩有利となる、、?