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JGTO Novil FINAL 2019
白佳和が今季2勝目に王手!単独首位に立つ
首位と1打差の7アンダー3位タイからスタートした白佳和が5バーディ、1ボギーの4アンダー66でラウンド。2日間通算11アンダーとして単独首位に立った。
「昨日よりはプレーの内容は良かったですね。やっぱり今日は風が強くなったり、弱くなったりするケースがあって、そのあたりは運なのでちょっとついていないなと思う場面もありましたね」。
この数年はパッティングに悩まされていたが、白にとって救世主になったのが長尺パターだった。
「2年ほど前から使い始めて、やっと自分の体の一部のようなフィーリングを出せるようになってきました」。
最初に試した時は全く合わなかったとのことだが、それをカスタムして自分仕様の長尺パターを作り上げた」
「最初の長尺はヘッドが重すぎて、鈍感すぎたんです。これは使えないなと思って、シャフトはアイアン用のスチールシャフトを入れて、グリップも細いものにして、長尺なのに軽いものを作ったんです」。
その作戦が見事にハマり、白は完全にパッティングの自信を取り戻した。結果論かもしれないが、左手が動かなくなった白にとって、左手をロックして右手だけを動かす長尺パターは、最良の特効薬だったのだ。
もともとショット力には定評のある白だけに、パットに不安がなくなれば再びレギュラーツアーで活躍できることは間違いない。AbemaTVツアーでの2勝目をレギュラーツアーへの手土産にしたいところだ。
なお白は現在賞金ランキングで6位につけているだけに、今回の優勝は賞金王のタイトルを引き寄せることにもなる。明日の最終日、天候次第にはなるが、どのような結末になるのか注目したい。