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日本オープンゴルフ選手権競技 2020
金谷拓実はプロ初日の2オーバーも「大丈夫」
「雨予報は知っていたので、それに向けて準備はしていた」。それでも、難コースで苦しい立ち上がりとなった。
金谷拓実は、2オーバーの48位でプロ人生の第一歩を踏み出した。
3番でプロ初のバーディを奪ったが、続く4番でダブルボギー。
ユーティリティで打った2打目が、バンカー淵にめり込む不運だった。
さらに5番のボギーは3パットした。
東北福祉大に在学中の学生プロはこの日もチームメイトと共に、大学が用意したマイクロバスに乗り、「いつも通り」に会場入り。
スタートの1番も、「いつもどおりに真っすぐ飛んでくれたら」。すでに、プロの試合でV経験を持つ新人に、デビュー戦への気負いはゼロ。
前半の躓きに、一時は4オーバーまで落ちたが真摯に難コースに向き合う姿勢も変わらず、上りの2ホールで、淡々と挽回してきた。
この日最後の18番パー5は、「真っ直ぐ飛んだ。あのショットが打てれば明日は大丈夫」と、確信できたセカンドショット。ピンまで265ヤードあった。3Wを握り、絶好のイーグルチャンスにつけた。
惜しくも逃したが、連続バーディで2日目以降に望みをつなげた。
「パッティングでミスが多かったので、そこを修正して。ショットもフェアウェイに打って、たくさんチャンスにつくように。明日は3アンダー、4アンダーを出したい」。
破格の新人は、出遅れにもめげない。