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ダンロップフェニックストーナメント 2020
金谷拓実が学生プロ対決をプレーオフで制してプロ初V
金谷と、石坂の新人同士。大混戦の最終日は、通算13アンダーでもつれたルーキーの一騎打ちとなった。
サドンデスの18番パー5を舞台に、パー→バーディ→バーディと、両者譲らず。
膠着して迎えた運命の4ホール目。
一つ年上の、元世界アマ王者が貫禄を示した。
第1打を右の林に入れて出すだけとなった石坂を、金谷が奥ラフからピンそばのバーディで下した。
昨年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で、史上4人目のアマVを達成したが、10月の転向後は出場3戦目のこれがプロ初優勝。
「すぐ2勝、3勝しないと本当に認められないと思っていたので、早く2勝目したいという気持で一杯でした」。
2014年大会を制した大学先輩の松山英樹を抜いて、日本人選手の大会最年少Vで、元世界アマ1位の実力を改めて知らしめた。
「毎年、世界トップの選手が出場して、優勝者も凄い選手ばかりなので、その中に名前を刻めて嬉しい」。
応援に駆け付けた大学後輩たちの羨望を集めて、大きなガッツポーズを作った。