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フジサンケイクラシック 2020

大会初日はVS石川・今平。アマランク1位の金谷拓実さんが今季初のプロ試合

コロナ禍で活躍の場を失われていたのは、プロだけではない。現在、世界アマランク1位の金谷拓実さんも、今週の「フジサンケイクラシック」で、ようやく今年初めての実戦を迎える。

今年は東北福祉大の最終学年を迎えたが、自粛期間中は部活も休止となり、試合は昨12月の「エミレーツ・オーストラリアオープン」以来。
地元広島や大学地元の仙台で、練習やトレーニングは重ねてきたが、久しぶりのプロツアー。
「緊張ももちろんありますが、試合に出れる楽しみというか、ワクワクの方がけっこう多い」。

2週後には全米オープンを控えており今週、初出場の今大会は試合勘を呼び覚ますには、何よりの舞台セッティング。

開催コースの富士桜カントリー倶楽部は、”モンスター”との異名をとる、屈指の難コースだ。

31日月曜から練習ラウンドを始めるまでは、「テレビでしか見たことなかった」。
実際、回ってみた感想は「距離が長いし、グリーンもアンジュレーションがあって、ティーショットも狭いし、難しいところがたくさん」と、頭を悩ますばかりだが、「その中でもパッティング。グリーンが大きいので長い距離のパットを2パットでしっかり進めていくなど、当たり前のことを当たり前にすることがすごい重要かなと思います」と、3日の本番までに、さらにラウンドを重ねてち密に攻略を立てていく。

昨年の三井住友VISA太平洋マスターズで史上4人目のアマVを達成。大学先輩の松山英樹を踏襲する逸材として、プロ転向の日が待たれる。

本大会初日は、石川遼と今平周吾の注目組で回れることになった。「日本のトップ2人と回らせてもらえるので、すごい嬉しい。お2人とも、良いプレーされると思いますが、自分は自分のプレーに徹して、ベストを出し切りたいと思います」。
スタープロにも臆さず挑む。

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