Tournament article

SMBCシンガポールオープン 2020

亜枠から出場の”賞金王”「関藤直熙」って、なんて読む?

初対面にはまず、正しく読んでもらえないという名前の読み方と、来し方から。
関藤直熙=せきとうなおき。広島県福山市出身の22歳だ。

広島国際学院高の1学年下には昨年、11月の三井住友VISA太平洋マスターズで、史上4人目のアマVを達成した金谷拓実さん(東北福祉大3年)がいた。

19歳の弟・侑嗣(ゆうき)も、プロゴルファー。
逸材に囲まれながら昨年、自身にも誇れるキャリアがついた。
参戦2年目のアジア二部ツアーで2勝を飾り、日本勢として初の”賞金王”に。
先週のアジアンツアー開幕戦「香港オープン」では7位と上々のスタートを切って、意気揚々と合流した。

昨年12月のファイナルQTで11位に入って今季、日本ツアーの出場権も持つが日亜共同主管の今大会は、両ツアーと半分ずつ出場枠を分け合う。そのためいずれとも資格が繰り下がってこなかったが、亜枠の推薦をもらうことができた。

自身初のシンガポールだが、高校卒業後に豪州留学を経験するなど海外経験豊富。
この時期は、落雷や突然の豪雨など、不順な気候も結果を左右するが「そういうのも慣れているしプロになって、適応力も上がっている。苦手なコースもない」との自負がある。

日本ツアーは、4戦目。
「今年の目標は、日本とアジアの両ツアーでシードをとること。ヨーロピアンツアーにもでたい。世界ランキングも上げていきたい」。
”賞金王”が、日本ツアーの初戦で難解な名前を一気に売る。

関連記事