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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2021

新顔の植竹勇太が、幸せいっぱいのV争いへ!

パットを外しても、にやけてしまいます©JGTOimages
なんともにぎやかなスコアカードが完成した。2日目の5アンダー「67」は、特に前半アウトの9ホールで「2番から8番までパーがない…」。

25歳の植竹勇太が、大騒ぎの7位タイ浮上だ。

前半5番は2打目が池。ダブルボギーを打ったが、6番から覚醒。どれもピンそばの3連続OKバーディを奪った。

後半の11番では、「距離を合わせて打とうと思った20メートルくらいのイーグルパットが入った」。
やにわにV争いに加わった。

北海道の幕別町出身。
スピードスケートの金メダリストで世界記録保持者の高木美帆さんは、隣校区の1学年上で、小学時代はサッカー少年団「札内(さつない)北FC」で一緒だった。

「とても親切な先輩で、足がめちゃくちゃ速かったことを覚えています」。
身長163センチと小柄でも、最速女王との競争で、身体能力は上昇。植竹自身も、冬スポーツならなんでもござれ。

4歳から始めたゴルフも、小4のスクール入塾を契機にメキメキと腕を上げ、高校2年時に「北海道ジュニア」で優勝。
東北福祉大では「北海道アマ」制覇。

17年にプロ転向し、19年のQTで7位に入った。

本格参戦初年度の今シーズンは、コロナに活躍の場は奪われたが、2人の気持ちは揺らがなかった。
今年3月31日に、小・中学校の同級生と入籍。
「その日が凄く良い日だったので。この日しかない、と。この人がいいなあ、と迷いもなく」。
5年の交際を経て、身を固めたばかり。
「コロナで結婚式はまだ出来ないですけど、落ち着いたら。僕が頑張って稼いでいく」。
初優勝をかけて、幸せいっぱいの優勝争いだ。

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