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ANAオープンゴルフトーナメント 2021

キャディさんにごめんなさい。木下稜介が3位タイで詫び

結果で応えられませんでした©JGTOimages
強風の空を仰いで、うらめしげに顔をしかめるシーンが多かった。
4差の3位に敗れた木下稜介は、隣の恩人に「申し訳ない気持ちです」と、詫びた。

今週、ついてくれたハウスキャディの和合泉さんは2017年に、池田勇太を大会2勝目へと導いたスゴ腕。
「初日から読みとか完璧に出来ていて、ストレスなく出来ていたのに、それに応えるショットが出来なかった事が、一番悔しい」。

最後18番のバーディチャンスも木下には「完全にフックに見えた」。
しかし、「キャディさんは、ここは経験上、スライスだ、と」。せっかくのアドバイスも「僕のミスで左に引っかけてしまった」と、活かせなかった。
「最後も、決めることができなかった」と、唇をかんだ。

ツアー3勝目へのプレッシャーはなかったという。
「今年は、海外の試合を経験してきて、そのレベルに追いつけるように。最終日、この風が強い中でもスコア伸ばして優勝ってしたかったですけど、まだまだレベルが足らない」。

夏の海外遠征で、世界進出への思いを強くして戻り、2年ぶりの日本開催が正式に決定した10月の「ZOZOチャンピオンシップ」をひとつ、大きな照準に調整を重ねているが、「今日みたいなゴルフだと結果は残せない。もっともっと、練習をしないと厳しいと思います」。
思い描く理想はその先にあると信じる。

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