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日本オープンゴルフ選手権競技 2021
木下稜介が3位タイで1億円突破。賞金1位に返り咲き
国内最高賞金額の日本タイトル戦で、賞金1183万円を上積みして自身初の1億円を突破。
3試合ぶりに賞金1位に返り咲き、誕生日の恩人に成長した姿を見せられた。
大会2年ぶりの有観客試合は出身の奈良県からすぐ近く。
木下が、小6から香川西高校に進学するまで無遅刻無欠勤で通い詰めた県主宰ジュニアスクール講師の杉本真美プロが、現役の塾生を引き連れて2日連続でついて歩いてくれた。
プロ入り後は、同郷の谷口徹と共に、今度は自分が先生となって指導をしている子どもたちだ。
「今日も下手なプレーは見せられない」と、8番から連続バーディ。
塾生たちの喝采を浴びて「本当に凄く力になりました」と、感謝した。
この日が偶然、お誕生日という杉本プロから「こちらこそ、立派になった姿を見せてくれてありがとう」と、お礼返しにジンと来た。
恩人の応援を背に「今週、また1位になれたのは嬉しいですけど、残りの後半戦で1勝しないと賞金王はないと思っています。最後まで分からない状態なので、気を引き締めて」と、ここからますます緩めない。
次週の日米共催「ZOZOチャンピオンシップ」は日本ツアーへの賞金加算はないが、かねてより米ツアーの参戦を強く望む木下にとってはこちらもまた願ってもない舞台。
「日本のコースでやるのでチャンスはあると思う。来週も一発優勝狙って頑張ります」。
本当のご恩返しはこれからが秋本番だ。