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バンテリン東海クラシック 2021
2差2位の池田、大槻、香妻。三者三様の悔しさと課題
池田勇太はまた三好で2位だった。
3打差の3位から出て1番から3連続バーディを奪うなど、一時1差に迫ったが、特に上がりの4ホールを悔やむ。
「15番からバーディを決められなくて、ずるずるとホールアウトするというのは納得できない」。
2年続けて最終ホールで池に入れた08、09年に続く、自身3度目の大会2位に「追いかける立場で情けない」と、自分を責めたが、19年シーズン以来となる22勝目の気配は出てきた。
「それは、自分自身も感じます。来週、再来週と大好きなトーナメントが続く。そこで一旗振りたい」。
それぞれ大会3勝目がかかる「ブリヂストンオープン」と「日本オープン」に照準を定めた。
大槻智春は、今季4度目の2位に「勝ちきれない、というのは原因があるんだろうから、そこを自分で追求しないといけない。それは毎試合言ってるんですけど、出来ない」。
首位と1差で入った18番では、2打目を左奥のラフに打ち込み寄せきれず、最終ホールでこの日唯一のボギーを打った。
「優勝は、14アンダーというイメージはしていた」という。
「そこに届かすようなゴルフをしていたんですけど後半12番のロングが取れずに結果は2打差」。
前日の3日目は、13、16番のパー3でダブルボギーを叩いている。
「今日のゴルフとしては、やれることはやったと思いますけど、4日間通じたゴルフの中で、足りなかったということ」。
今回も淡々と振り返った。
昨年11月の初優勝に続く2勝目狙った香妻陣一朗(こうづま・じんいちろう)は、チャンスを逃した15番を悔やんでいた。
「2メートルないくらい。あれを決められないあたりがまだまだ」。
お姉さんの琴乃さんがツアー初優勝を挙げた同一スポンサーの大会で、姉弟Vを飾れなかった。
「すごい緊張していてその中で、いいゴルフが出来たらよかったんですけど全然、体が動かなかった」という。
スタート時の首位との2打差を追い切れなかった。
「今日は、惜しくなかった。しびれた中でもショット、パットも思い通りに打てるように」。
3人タイの2位に、三者三様の悔しさと課題を語った。