今シーズンも残り5戦。
賞金レースも佳境に入る。
僅差でひしめくトップ3が初日から火花を散らす。
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賞金1位の木下稜介は、予選ラウンドで2位のチャン・キムと3位の星野陸也とプレー。
「意識はします。少なくともあと1勝しないと賞金王になれないと思っている」と、意気込む。
本大会は2度の出場で、18年は43位と、19年は予選落ちだった。
開催コースのABCゴルフ倶楽部は右に曲がっていくホールが多く、フェードヒッター向きといわれる。
「今までドロー一辺倒で、無理矢理狙っていた」という木下には苦手意識があったが今夏、全英オープンなど海外ツアーを経験。
「ドロー1本じゃ無理。向こうの選手が自由に打ちわけているのを見て練習を始めた」と、ショットのバリエーションを増やしている最中。
「ドローとフェードの信頼度はまだ8対2ぐらい。フェードは必要な時にしか打たないけれど、コースに逆らわず、コースなりの球が打てるようになってきた」と、手応えは少しずつでも増えている。
今秋、米二部ツアーの予選会を受験できる資格もあったが、迷いに迷って今年は断念。
「賞金王を獲る方に絞ったので。絶対獲りたい」と、余計に燃える。
前日3日のプロアマ戦で、一緒に回ったゲストの方の言葉にも発奮。
「賞金王と回ったんだよと、後で言えるように、と言われて」。
年末に、優越感に浸っていただくためにも譲れない。
予選ラウンドで一緒に回る賞金2位のキムと3位の星野との差は900万円ほど。
「2人ともいい選手ですし、僕にないものをたくさん持っている。勉強したい」とおごらず、ひるまず邁進する。
「ひとつ勝てれば近づく。早めに1勝するのが大事」。
奈良県出身。
地元関西での3勝目で、栄光に手をかける。
<大会初日の放送スケジュール>
9:00ー16:00 ライブ中継中
9:00ー13:00 CSスカイA
13:30ー16:30 CSスカイA