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三井住友VISA太平洋マスターズ 2021

惜敗2位も賞金1位に「次は優勝で確定」金谷拓実が1億円突破

ジャンプアップ!©JGTOimages


賞金レースが動いた。

金谷拓実が賞金1位に浮上した。

 

2011年の松山英樹に続く、史上3人目のアマ・プロ同一大会優勝には1打及ばなかったが、2打差の2位タイで迎えた最終日は序盤から、じっと我慢を続けた。

 

ショットが乱れがちでなかなかチャンスにつかない。

5番でやっと左6メートルを決めたが、4番や12番ではせっかくついたチャンスも決まらない。

バーディ、ボギーのイーブンパーで折り返した後半もじっとパーを重ねて好機を待った。

 

2メートルのパーセーブでガッツポーズを握った14番で、ついにスコアを崩した谷原を捉えた。

17番で絶妙のパーセーブでまたガッツポーズを作って最終ホールに1差で入った。

 

ティショットは谷原と同じ左のバンカーに入り、3打目勝負で谷原より近いピン奥3メートルにつけたが、先にバーディパットを決められた。

 

「最後まで一生懸命プレーしたんですけど、谷原さんのプレーも素晴らしくて」と、表情はすがすがしかった。

「今日は自分もやり切ったので、また次にチャンスがあるときに優勝したい」と、即座にリベンジを誓った。

 

2位で破れたが、賞金1500万円を加えて1億円を突破。

ランキングも木下稜介を抜いて前週5位から1位に浮上。

次週の「ダンロップフェニックス」は、異例の同一シーズン連覇をかけて挑む。

 

「次は、優勝して確定させたい」と、2013年の松山英樹に次ぐ史上2人目のルーキー賞金王獲りにも一気に加速した。

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