同級生の挑戦状を受けて立つ。
24歳の片岡尚之も、古川雄大(ふるかわ・ゆうき)との3日目の最終組を喜んだ。
「すごい幸せですね」。
前半16番からバーディ、バーディ、イーグルを奪うなど、2日目の「65」で、古川からリーダーボード上で標的にされたが片岡もまた、「僕もめっちゃ見ます。毎回、確認して負けられないって思います。ゴルフ中はライバルですけど終われば友達で、毎日高め合ってやってます」と、良い関係を築く仲間のひとり。
その中で、今年は5月の選手会主催試合の「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品」でツアー初優勝を飾って一歩、リードする片岡。
ただ、V直後に不振に陥り完全脱却は、まだだがそれでもその後、すでに4度のトップ10を重ねて、2勝目に向かって躍進中だ。
古川と同様に昨年、デビューしたばかり。
ルーキーシーズンの複数回優勝なら、共に大学先輩の松山英樹(2013年)と金谷拓実(今季)に続いて、日本人としては3人目。
「また勝てれば本当に嬉しいですし、下の世代も出てくるので、僕らの世代が引っ張っていけるように」と、意気込む。
特に、ジャンボやウッズ、松山らビッグネームがひしめく今大会は契約メーカーの主催試合。
「そこは、本当に頑張らなきゃ」と、ホストプロの自覚も満タンだ。