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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2021

シード権を争う木下裕太がホールインワンを達成

シード権争いは甘くない!!



ご褒美は、コンビニスウィーツのクッキーシューだ。

シード権争いの最終戦を、賞金ランク62位で迎えた木下裕太が、12イーグルを達成した。

 

すぐそこに、予選カットラインが見える2アンダーから出たこの日はまず、スタートの10番パー5で、グリーン左に落とした8ヤードの3打目をチップイン。

 

さらに、前半最後の連続バーディで、快調にターンをしたけど、後半2番と6番をボギーにして、再び予選落ちを危惧。

 

びくびくして入った8番パー3225ヤード)で、なんと今度はツアー初のホールインワンを達成。

土壇場のイーグル2個目で「起死回生です!」。

 

QTから、32歳のツアー初優勝を飾った18年の「マイナビABC」は、川村昌弘とのプレーオフを制するなどかなり劇的だったが「優勝した次くらいに嬉しかった」と、大喜びだった。

 

日大を中退し「プロを目指す」と、2007年の転向した途端に金髪ロン毛。元ギャル男は一見、こわもてだが下戸でかなりのスウィーツ男子。

「甘い物が好きなので、食べ過ぎちゃう」と、体重を気にしながら駄菓子の爆買いが、転戦中のお楽しみ。

 

9月に京都で行われた「パナソニックオープン」では、「キャディと男2人で見つけたお店で抹茶ティラミスを食べました。カップルと、女性しかいなかった」と笑う。

「ストレス発散です。今日はコンビニのクッキーシューを買おうかな?」。

糖質チャージでいざ、決勝戦。

甘い1打で通算6アンダーの16位タイまで順位を上げたが、賞金シードのボーダー線(65位)をすぐ眼下に控えて「みんな必死なので。まず自分が頑張らないと落とします」と、依然として予断を許さない。

「上を見てやるだけなんで、ビビらず、ダメならダメでうまく切り替えて、攻めていきたい」。

シード権争いは、甘くない。

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