最終日こそ1番がいい!!
自身2度目の完全V2へ。
堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)が、3日続けて首位に踏みとどまった。
3日目は「黒潮本来の惑わせるような風。打つたびにフォロー→アゲインスト、アゲンスト→フォローと、球の行方が全然違って。いったいどっちなんだ、と」。
タフな1日に、「64」「65」と続けて大会最少ストロークを記録した予選ラウンドの爆発力は影を潜めた。
「わざと大丈夫なほうに間違えておくとか。常にセーフティになるようにマネジメントしていって。苦しいロングパットをしのいで。苦戦しました」と、2打目が木の後ろにくっついた最後の18番では、この日2度目の3パットでボギー締め。
2位との差は3つに縮まったが、3日間続けて首位をキープした。
初優勝を5年シードで飾った19年の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」は4日間とも首位を走り続ける完全Vだった。
あの時の最終日最終組も、同級生で2年連続賞金王の今平周吾と一緒。
さらに今回は、日ごろから畏怖するスーパー新人、金谷拓実も加えて「すごくいい組み合わせ」と、相手に不足はない。
「素晴らしいプレーヤーと最終日はみんなでまた伸ばし合い、最後に自分が優勝できれば最高」。
最終日もさらさら、トップを譲る気はない。