まんまと割り込みました
単独トップの谷原秀人は、大会初タイトルでのツアー通算16勝目がかかる。
宮里優作は、3差の3位から大会3勝目を狙う。
通算10アンダーの単独2位で、ベテラン2人の間に割り込んだ。
26歳の池村寛世(いけむら・ともよ)が、自身3度目の最終日最終組に入った。
「2人とも、手ごわいですけど勉強できるいい機会。自分から崩れずに、ビビらせられたら」。
10月末の「ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ ツアートーナメント」のツアー初V直後に掲げた目標は、「残り5戦で1勝。まだ優勝した余韻が体にあるうちに、やりたかった」と、この日は196ヤードの2打目を6アイアンで3メートルにつけた17番のイーグルほか、4バーディのボギーなし。
初V時に多用したティーグラウンド上での直ドラショットを今週も数ホールで取り入れ「安心して振り切れるし自分の思ったところに打てる。自信がある」と完璧な内容で、初出場の昨年大会に続いて、2年連続2度目の出場を果たした今季の最終戦で、滑り込みのチャンスを迎えた。
「追っかける立場ですけど1打しかないので、チャンスはある。明日はどんどん攻めたい」。
賞金レースを争う星野陸也と並んで通算7アンダーの4位に控える岩田寛は40歳。
若さ溢れる攻撃ゴルフで、ベテランを一網打尽だ。