スーパールーキーはひたむきさも随一です
勝って史上2人目のルーキー賞金王へ。
金谷拓実も最後の力を振り絞る。
「明日はとにかくバーディ獲るだけ」と、端的な言葉に決意がにじむ。
かねてより、スロースターターを自覚し、賞金3位で迎えたこのシーズン最終戦も、初日に21位タイと出遅れたが、そこから尻上がりに順位を上げるのも常。
2日目から2日続けて「67」で回った。
「今日は65を切るようなゴルフがしたかった」と、悔やんでも通算5アンダーは、首位の谷原秀人と6差までもってこられた。
最終日の可能性は、残すことができた。
2019年のマスターズで松山英樹に次ぐ史上2人目のアマ出場を果たし、同年11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で松山に次ぐ、史上4人目のアマVを達成。
昨年10月にプロ転向すると、3試合目の「ダンロップフェニックス」でプロ初V。
今年の「東建ホームメイトカップ」で通算2勝後の5、6、7月は海外転戦で、日本を留守にしながら賞金レースを引っ張ってきた。
激動のシーズン最終戦で大逆転優勝なら、松山に次ぐ史上2人目の新人・賞金王に輝く。
「明日は、とにかくバーディをたくさん決めたいです」。
今年最後の1日も、ひたむきに偉業を追う。