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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2021
今季初の有観客開催。ご来場まことにありがとうございます
本大会は、予選ラウンドから全選手が1番ホールから出ていく競技方式をとっており、早朝6時10分からスタート。
5時50分の開門から、熱心なお客さんが駆け付け、第1組のティオフを待った。
今回は、スポンサー関連のゲストと、一般のお客さま各日共に500人ずつを上限に、自家用車のご来場に限り、ドライブスルー方式の抗原検査を受検していただくきまり。
それぞれ車内で判定し、10〜15分程度で結果が出る。
陰性の方のみ、導線に添ってご入場。
ゲートで改めて消毒&検温チェックを受けて、体調不良でないことを証明するリストバンドを巻いて、ようやく観戦いただける。
手間と時間がかかる上に、各日のチケット販売価格は予選ラウンドの「木・金」が5000円、「土・日」は6000円かかるが、「検査料も込みと考えるとむしろ、お安いほうだと思いますよ!」とは、地元茨城県笠間市にお住いの加藤栄子さんと浅見恵美子さん。
今大会がここ宍戸に開場を移してから毎年、楽しみにしてくださっている常連ギャラリーさんだが、昨年の中止は「本当に残念だった」という。
2年ぶりの開催が、有観客に決まると即「チケットぴあ」でオンライン予約。「自分でもゴルフをしますが、私たちはプロの試合を観るほうが好き。今日も本当に楽しみにしていた」と、声を揃える。
観戦を通じて仲良くなった塚田陽亮(つかだ・ようすけ)は、デビュー時からの大ファンで、2016年の初V時は「息子が優勝したみたいに嬉しかった」と、振り返る。
また、女子プロの畑岡奈紗さんとはコースから車でわずか5分のご近所さん同士。
塚田の優勝時に実は、畑岡さんも観戦に来ており、一緒に記念撮影におさまったのは、今でも良い思い出という。
さっそくこの日も、塚田のスタート時に合わせてマイカーを乗り入れ、検査結果を待った。
「ドキドキしましたけど…陰性でよかった。検査方法もとても簡単でしたよ!」と、1番ティで無事、塚田と喜びの再会。
出だしから、さっそく1メートルのきわどいパーセーブを見届け、胸をなでおろしていた。
そのほか、2014年大会の竹谷佳孝や、福島県出身の内藤寛太郎、プロ13年目の小池一平らのファンといい、「応援したいプロが一杯いて大変。成績次第で明日以降もまた、チケット買って観に来ます!」。
久々の観戦に、足取りが弾んでいた。
早朝よりご来場いただきましたギャラリーのみなさま、まことにありがとうございます。
感染防止の観点からソーシャルディスタンスの確保、また選手へのお声がけや、サインをお求めになることはお控えいただくなど、ご不便をおかけいたしますが、どうぞ安全、無事に男子ゴルフをお楽しみください。