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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2021
赤丸急上昇のホストプロ。片岡尚之は「より1打に集中して」
5月にツアー1勝を飾った片岡尚之(かたおか・なおゆき)は、同学年で新人の古川雄大(ふるかわ・ゆうき)と、片岡の母校の東北福祉大の現役生の黒川逸輝(くろかわ・いつき)さんと、航輝(こうき)さん兄弟を誘ってプレー。
古川は、片岡の活躍に刺激され、6月の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で、自己最高の2位の成績を残した。
「でも僕からしたら、今までなんで上に行ってなかったんだろう、というくらい。古川とは、昔からライバルとして仲良くやってきて、これからも頑張っていこう、と。一緒に優勝争いできるくらいになれればいいなあ」と、戦友との輝かしい未来を夢見る。
また、「学生にも強くていい選手が一杯出てきてますよ!」と、片岡が絶賛紹介した黒川さんたちは、実は双子の兄弟だ。
この日の練習日は、たまたまお兄さんの逸輝さんが白の大学ユニフォームで、弟の航輝(こうき)さんが赤と、別色を着てくれたからよかったけど「久ぶりに会ったらどっちがどっちか分かんない!」(片岡)。
以前は、逸輝さんより航輝さんが若干、スリムな体形をしており、それでなんとか見分がついたそうだがコロナ禍で、学生の試合も減った分、「航輝も逸輝みたいにポッチャリしちゃって…。これじゃ分からんじゃないか!」と、OBプロはちょっぴりプンプン。
「すんません…」と、航輝さんがしゅん…と、詫びるシーンもあり楽しく進んだ。
途中、雷による中断もありながら、練習ラウンドはにぎやかに終わり、翌24日からいざ本番!
小学時代に習ったコーチが、同社の道具を使っていたご縁で片岡も、ずっとスリクソン一筋。
同社主催の本大会は、「いつも以上に気合が入る」と、力をこめる。
それと、今週はホスト試合に挑む直前に嬉しい発表もした。
片岡が、5月にツアー初優勝を飾った史上初の選手会主催大会「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」の特別協賛をつとめてくださった「サトウ食品」と、このほどスポンサー契約を締結。
「優勝してからそうやって注目していただけることも多くなり、盛り上げたいという気持も強くなります。今週は、より1打1打に集中していきたい」。
大事なホスト試合でさらなる飛躍を誓った。