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ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 2021

中古クラブも実は好き。石川遼が史上初フォーマットの利点を力説

新人の清水(右)をご紹介。「世界を目指す気持ちがプレースタイルにも出ている。楽しみ」と評価した
プロアマ形式のトーナメントは、13年から5シーズンを戦った米ツアーの「ぺブルビーチナショナルプロアマ」ですでに経験済みだが「日本ツアーでは初めての試み。とても楽しみ」と石川。

予選ラウンドにあたる20日・21日は、アマの方々のダブルス戦。会場の取手国際ゴルフ倶楽部の東と西コースを回って日ごとにそれぞれ勝者を決める。

そして、決勝ラウンドの22日と23日はスクラッチ戦。2日とも同・東コースで勝敗を決着する。

また、4日間ともプロ2人アマ2人の4人1組で回り、本戦中はアマの方々からプロにアドバイスを求めるのも可能。

それぞれ真剣勝負を楽しみつつ、プロの技や迫力のプレーを間近で楽しんでもらうなど、様々な趣向が詰まっている。

でも、「できれば近くで見られたくないですね」と、なぜか石川はシブい顔。「…近くで見られたら、プロも意外とミスをしているんだと思われちゃう」と、おどけてニッコリした。

「普段も、深く入り込むのは打つ前後の1分から2分程度」という。「それ以外はキャディさんや、ほかのプロ2人と他愛もない話をしているわけですし、今回は新鮮な空気でできると思う。アマチュアの方とゴルフ以外の話もしたい」と交流も、そのまま好プレーのスパイスにするつもり。

「4人ともホールアウトしますので。3人で回るときより情報が増えるわけですし、リズムがやりにくいとか万一あったとしても、マイナスにはならない」と、貪欲に取り入れる。
「むしろ自分のプレーにプラスにしていける要素が一杯ある。マイナスなところから入っちゃうのはもったいない」と、新様式を満喫し尽くす。

開幕前日のこの日19日に、新人の清水大成と、雨中の練習ラウンドを行った東コースはベント芝だが、西コースは面積が小さく、目の読みづらい高麗グリーン。
スピードや、タッチのギャップに懸念を残すがそれでも石川は、初日に西をプレーできるので、残り3日間とも東を回れる。
「洋芝で続けてできるので。流れ的にはやりやすいグループに入れた」と、そこも好材料に掲げた。

プロ13年を過ぎた今も、年に数度は「ゴルフパートナー」のショップをふらりと覗く。
「なんか発見があるんじゃないか、と思うときに行って、中古クラブを買うこともある。特にパターのコーナーは楽しくて、本当に好きですね」。

店で1本1本手に取って、前の持ち主のクセやこだわりを想像してみる。
「そのまま売ってる状態で、試合で使いたいな、と思うのもあったりするので。いい”顔”を見つけたら、覚えておいてメーカーさんに伝えたり、ということもあります」と、開幕直前に熱心な顧客ぶりも楽しそうに明かした。
選手会のファンプロジェクト担当リーダーとして、新たなファン獲得の願ってもない機会。

スイング改造と並行して戦う今年。本戦では「成績が最優先というよりは、成績に関わっていく要素を整理して、何が足りて何が足りないかという段階。今は、マネージメントとスイングの2つをやり切っていきたい」と、抱負を話した。

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