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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE 2021

気持ち悪さを払拭?桂川有人が久々に気持ち良くスタート

この日の桂川有人は6バーディ、1ボギーの5アンダー67と言う内容。今年に入ってAbemaTVツアーには5戦出場し、予選落ちは先々週の『大山どりカップ』のみで、それ以外は上位に入っている。今年がルーキーイヤーだと考えれば上々の成績だと言えるが、実は桂川は気持ち悪さを抱えたままプレーしていた。
「今日はゴルフの内容とスコアが比例したと言うか、気持ち悪さを感じることなくプレーできたと思います」。
桂川はこれまでも「気持ち悪さ」を時折、口にしていた。それはスイングの違和感なのかと思っていたが、どうやら原因は他の部分にあったよう。
「気持ち悪さは去年の8月くらいから感じていて、それでプロテストもQTも全然ダメだったんですが、原因は球筋を変えようとしたことなんです。プロの試合に出させてもらえるになった頃から、そのレベルでゴルフするには今の自分のゴルフでは通用しないと考えて、自分のスタイルを無視して球筋を変えようとしてしまったんです。その時は調子が良かったと言うこともあって、ダメならすぐに戻せると思っていたんです。それが甘かったですね。戻そうにもなかなか戻せなくて、その気持ち悪さを感じながらごまかしごまかしゴルフをしていた感じです。だからいいスコアが出ても、何か気持ち悪い感じが残ってしまって」。
元々桂川の持ち球は低いフェードで、それを高さを出しつつドロー系に変えようとした。それがスイングに違和感を発生させてしまった。時間はかかったが今は徐々に元の感覚とスイングが一致し始めたと言う。今日のゴルフは久々に感触が良かったようで表情も明るい。明日からの2日間も気持ちの良いゴルフでさらに上を狙いたい。

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