加えて、「今日は風の予報だったのに、ピン位置が傾斜にあって、やるな、と。この位置に切るか、と。難しかった」と、必死の攻防戦。
2番から3連続ボギーを叩いた。
その後も出入りの激しいゴルフとなったが「風の読み違いとか、流されたりしただとか。タイミングでそういう結果になっただけ。ミスショットをしたわけではない」と、カリカリすることもなかった。
「前半でイーブンに戻せればスコアが出る後半で取り戻せる。そういうところにモチベーションを置き換えうまくやれた」と、にらんだ通りに終盤の16番では84ヤードの第3打を59度でチップインイーグル。
2位を2打差で引き離して上がってきた。
最終日最終組で回る星野陸也は連覇を狙う。
「リクヤは爆発力がありますし、小技もうまい。気が引き締まります」。
またアマの蟬川(せみかわ)さんは、東北福祉大の5つ後輩。
「一緒にプレーしたことはないですが、非常に飛距離が出ると聞いています。今日は難しい状況で、明日も(優勝を)狙える位置にいて、粘りもある」と、まだ見ぬ敵を冷静に分析。
「このコースで2打のリードは1ホールでなくなります」と、楽観しない。
「いつもどおり、明日も気負わずやれればいい」。
淡々と最終日を迎える。