通算6アンダーの6位タイから3日目の第3ラウンドをスタートさせる。9時40分からコースに出る。
19日まで予選の2日間は、プロデビューを飾った丸山奨王(ショーン)の後続に組まれてプレー。
初日は雨、2日目は強風と「自分のプレーで必死」と、集中しながらも「どこ行った??」と、奨王(ショーン)のプレーを気に懸けた。
10歳のとき、当時8歳の奨王(ショーン)と留学先のアメリカで出会った。
日米13勝の奨王(ショーン)の父・茂樹に指導を受けながら、2人で成長を重ねてきた。
本大会は、お互いアマ時代の2018年にツアー初出場を経験。今年は、ついにお互いプロとして同じ舞台に立ち、「幸せなこと」と、噛みしめる。
スタート前には「お互いに気分で」と、二カ国語を使い分け、「今日は寒いなー」などと日英、器用に交えた他愛のない会話でリラックス。
気持ちを高め合い、「感謝の気持ちでプレーした」と、初日は仲良く1アンダーで出ると、2日目は7バーディ、1ボギーの「67」で急上昇。
奨王(ショーン)は1打及ばず予選敗退したが、今季7度のトップ10入りで、一歩先をいく先輩ぶりをしっかりと示した。
プロ転向の昨季から、体重は7キロ増の74キロ。シャツのサイズはLから一気に2XLになった。
「これ以上だとウェアが着られなくなる」と、気に懸けつつ「自動的にお腹がすく」と、ラウンド中も日本メイドの総菜パンに手が伸びる。
具は決まって「ピーナツ味」。
好物にも逆輸入感が漂う23歳は、「優勝はいつか来ると思っている」。
原点の地で、自分を信じて進む。