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バンテリン東海クラシック 2022

初日のVS岡田はプロの絃希(げんき)が勝利「負けたくない」兄弟タッグで三好を攻略

初日の三好で「2週続きのアマVか」と、関係者も沸き立った。序盤4アンダーで、首位をにぎわせた岡田晃平(おかだ・こうへい)さん(東北福祉大3年)は、先週優勝の@蝉川泰果(せみかわ・たいが)さんを今年の日本アマで倒した逸材。


でも、インスタートの最後9番でボギー。@岡田さんが3アンダーで上がったと同タイミングに逆側の18番で、連続バーディを獲って上がってきたのはプロ7年目の岡田絃希(おかだ・げんき)だ。


左が@岡田さんで、右がプロ岡田。「岡田組です」


「ドライバーが狙いどおりに打てて、チャンスをほとんど決められたし、長いパットもいくつか入った。ピンチらしいピンチもなく、思い描いていたプラン通りのゴルフができた」と、難攻不落でボギーなしの「65」を記録。

本大会は最初、出場資格がなく、今週月曜日にリランキング13位の岡田に権利が下りてきた。

滑り込みの初出場を果たした三好で自身初の単独首位獲りに成功した。


@岡田さんとは、昨年5月の「ミズノオープン」で一緒に回ったそうだ。

互いに「おんなじ名字」で意気投合し「岡田組」を結成。時間差で入ったスコア提出所の前で「ナイスプレー」と、声を掛け合い「先週のタイガくんもそうですが、今はアマチュアだったり、若い同年代の選手が優勝したり、成績で上位にいるのが当たり前みたいになっていて、僕はまだそこに追いつけてない感がある」と、プロのほうの岡田。
「負けたくないな」と、改めて刺激を受けている。


千葉県の浦安市で生まれ、中学2年で岡山に引っ越し。
作陽高校では渋野日向子さんや久常涼らの先輩だが同2年時に、今度はお父さんの仕事の都合でマレーシアへ。

現地でプロ転向し、1年ほど転戦したそうだが「時期尚早。出鼻をくじかれた」と、当地のビクトリア大学に進学しなおし、ゴルフの腕を磨きなおした。


コロナ禍で、一時帰国の一昨年に日本ツアーのQT挑戦。

大学は、オンライン授業で単位を取得しながら両立し、25歳の今夏、ぶじ卒業できた。


今季は3つ下の弟・玲欧(れお)さんが、1年限定でバッグを担いでくれる。


弟の玲欧さん(右)と兄弟タッグ。


「弟も一緒にマレーシアでゴルフを頑張っていたけれど。今はエンジョイゴルファーで、今年就職も決まって来年は社会人。お兄ちゃんとして、今まであんまりいいところを見せられてない。頑張りたいな」。


気合を入れる兄の隣で「僕も貴重な経験させてもらってます。その中で、一緒に優勝争いできたらいいな」と、玲欧さんも嬉しそう。

ほのぼの兄弟タッグが三好で実るといい。

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