開催前は、飛距離の世代交代も取りざたされたが、終わってみれば安定の3連覇だった。
大会土曜日の第3ラウンド後に三好の1番ホールで行われた恒例の「ドライビングコンテスト」は2019年と昨年(2020年は大会中止)に続いてチャン・キムがまた優勝。
1ウッドで1人2球ずつ打ち、ギャラリー用のロープ内に落ちたボールが計測されるルールで、大会出場の8選手が挑戦。
1番手は37歳の最年長・塚田陽亮(つかだ・ようすけ)から。マイクパフォーマンスでも盛り上げ305.1ヤードで暫定1位に座ったが、次の新鋭・岩﨑亜久竜(いさわき・あぐり)の330.2ヤードに、すぐ譲った。
そこから順に、
・清水大成(しみず・たいせい) 319ヤード
・亀代順哉(かめしろ・じゅんや)記録無し
・星野陸也(ほしの・りくや) 324.9ヤード
・幡地隆寛(はたぢ・たかひろ) 315ヤード
と、岩﨑が暫定1位を続けていよいよ河本力(かわもと・りき)。
チャン・キムは、本戦の予選2日で河本とラウンドしたとき再三のオーバードライブに、「土曜日もリキが優勝だ」と確信し、「いつも通りに気負わず打て」と、アドバイスさえしていたという。
しかし、まさかの河本が、あまりの気合いに2打とも左に曲げて記録なし。
最後は満を持して、330.6ヤード/348ヤードと、2打とも圧巻のロングドライブを成功させたチャン・キムに、今年もまた勝利は転がり込んだ。
「最近はちゃんとトレーニングができていない。あまり飛距離も出ていなかった」とショット後に、顔をしかめて腰をさするそぶりも見せたが、「今日は打った瞬間、良いショットになるのが分かった」とけっきょく、並ぶものさえいなかった。
圧巻の使用クラブはピン社のG425 LSTで、シャフトはヴェンタスのブルー7X。
「大事なポイントはウォームアップ。今日は練習場でちゃんと体をほぐして臨んだ」と、勝因を明かし、「飛距離に簡単なやり方はないと思う。アマチュアのみなさんは、クラブフェースの真ん中でボールを捉えることが大事」と、秘訣も話した。
チャン・キムの豪打もさることながら、たとえ記録なしであっても男子ゴルフが誇る飛ばし屋たちの豪打はみどころたっぷり。
きのう土曜日のドラコン大会の模様は東海テレビ(ローカル)できょう13:25ー13:55に放送されます。
ぜひ、実際の映像でご確認ください。
また、最終ラウンドの模様は下記スケジュールで放送されます。
■Locipo、YouTube東海テレビ「ゴルフラボ」チャンネル(16番ホールライブ中継)
10月2日 9:40ー13:50
■東海テレビ(フジテレビ系列全国ネット)
16:05ー17:35