「今年は、ラフが難しい。フェアウェイに置くことを鉄則してやったらチャンスについて、いいスコアが出せました」と3日目のベストスコアで、前日の19位タイから通算12アンダーまで伸ばして上昇。
初出版記念に合わせて、首位と1差の2位タイに飛び込んだ。
昨年大会の3日目にも「63」で急浮上し、首位タイで最終日を迎えたが、「71」を伸ばしきれずに2差の2位に終わった。
時をおかずに雪辱する大チャンスだ。
毎週、自身の動画チャンネルで配信する注目ホールの紹介コーナーで今週、語ったのはABCゴルフ倶楽部の高速グリーンについて。
「今年一番の速さ」と評したが、パットのイップスに悩み続けた堀川にとってはむしろ、スムーズに手が動かせて、好都合だ。
「速いと、特に(症状が)出ない。前の感覚に戻った感じ」と、元来のパット巧者の見せどころ。
プロ仲間のクラブセッティングを紹介する人気のコーナーでは、いまもっとも旬な若手の撮影にも成功。
今週月曜日にプロ転向し、今大会でプロデビュー戦を飾った蝉川泰果(せみかわ・たいが)に「ぜひ出させてください」と、逆オファーを受けたそうで「こちらからお願いするにも遠慮があるが、ゴルフファンを増やすという面でも大歓迎です。ありがたい」と、新人の心意気に感謝すると共に、「僕のゴルフ熱にもスイッチが入った。負けられない」と、本業にもおのずと力が入る。
人気ユーチューバーや、選手会副会長の肩書を負いながら、このほど初のレッスン書を初監修。
『日本一“練習しない”プロが教える「科学的」ゴルフ上達法30』とのタイトルで今週4日から、発売が始まったばかり。
通算3勝目を2019年以来2度目の日本タイトルで飾った。8月の「日本プロ」に続く今季2勝目なら、何よりの初出版記念。
「そうなるといいですね」。
ミクムのマルチな活躍が止まらない。