昨年の今大会は、3日目の「63」で最終日最終組に加わったが「71」と伸ばせず、2差の2位敗退。
「昨年は悔しい思いをしたので、なんとしても優勝したい」と、リベンジを誓ったが今年もまた大混戦に、「途中、心が折れそうになった」という。
それでも、開幕前に自身のYouTubeで、「日本一速い」と表したABCゴルフ倶楽部を、イップス改善策の変則グリップで懸命に攻略。
また、「スタイミー」と評した狭いフェアウェイに対してほぼぼ全ホールで得意の3Wを握り、低弾道の「スティンガーショット」も、絶好調だった。
「非常に戦略性の高いコースで最初の作戦どおり、ひとつひとつプレーできたことが優勝につながった」と、喜び「応援してくださったみなさんのおかげで勝つことができました」と、感謝を述べた。
今や25万人もの登録者数を誇る動画チャンネルも、コロナ禍で始めた最初の一番の動機は「男子ゴルフの人気を取り戻すため」。
今週は、本業で盛り上げた今季の選手会副会長は、「きょう観に来てくださった方々が、周りの方にも男子ゴルフは面白い、と言ってくだされば嬉しい」と、切実に「男子ツアーのレベルも上がっています。今後とも、ぜひ会場に足を運んで僕らのプレーを観に来てください」と、深々と頭を下げた。