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三井住友VISA太平洋マスターズ 2022

勝俣陵は自己ベストの3位も「嬉しいですけど悔しいです」初シードの次は優勝だ

3日目に石川と「リョウ」つながりの最終組で注目を集めたプロ6年目の勝俣陵(かつまた・りょう)が、雨風の最終日に4バーディ、3ボギーの「69」。

1差の通算7アンダーで、岩田寛と並んで自己ベストの3位タイ。賞金1160万円を加えて前週の102位からランク45位に急上昇した。

シーズン残り3戦で、目標だった初の賞金シードに当確ランプを灯したが、「嬉しいですけど、悔しいです」と、本音がこぼれた。



3日目の「70」で5位タイに後退し、石川と最終日の組は離れたが、「明日もお互い頑張ろう」と、握手をして分かれた。

2年前の「日本オープン」で同組となり、同じ名前と埼玉出身という縁で親交を深めて、オフも一緒に練習するようになった。

恩人とのプレーオフにもう一歩で残れなかった。


「流れのいいときにティーショットを曲げて林に入れたりとか、上がり3ホールで決めきれないとか、4日間そんな感じだった」と悔やみ、3日目の石川とのラウンド時にも感じた「そういうのを決めてくる選手が勝つ」との実感が、自分はバーディトライも打てなかった最後の18番パー5で余計に募った。

「自分の弱いところ。心を鍛えて、克服しなければいけない」と、思いも新た。
来季の仕事場は確保した。
あとは上を見ていくだけだ。

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