桂川有人(かつらがわ・ゆうと)がスポンサー試合で国内4試合ぶりの帰国初戦を迎える。
11月4日ー7日に行われた米二部「コーンフェリーツアー」の最終予選会で45位につけた。
3日目まで、「ショットは絶好調なのに、パットが全然入る気がしない」と、最終日は112位からのスタートだった。
「相当厳しいのでもういいや…と。自分の力を試す機会。やりたいことをやって、次につなげる」と、良い意味で開き直った途端に、9バーディ(2ボギー)の64で爆発。
開幕から8試合が約束されたトップ11~40には1差で漏れたが、状況次第で4試合前後は出られる位置は確保。
「狙いが上手くハマって、これからの人生にプラスになるゴルフができた」と、自信を手土産に持ち帰った。
来年1月に、バハマで開幕戦。
同12位で、権利を獲得した幼馴染みの大西魁斗(おおにし・かいと)とした帰国後の立ち話によると、ホテル代はリゾート価格でなんと1週間=約60万円。
「そ、そんなに……?」と、思わず膝から崩れ落ちたが「出られるチャンスがあるならもちろん行きます。そのために予選会も受けたんですから」と、貴重な経験のためには多額の出費もいとわない。
「そこからチャンスをつなげていって米レギュラーのシードに近づけたら」と、展望を描く。
夢の舞台に発つ前に、少しでも恩を返して旅立ちたい。
「この大会で、結果が残せればいいですね」。
思えば、初優勝の4月「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」も、ホストVだった。