午後からコースに出たこの日は、「昨日より固くなっていて、距離のギャップを埋めるのに苦労した」と、初日からのグリーン変化に戸惑い、インスタートの10番から連続ボギーを叩いた。
「風も吹いていたし、グリーンを外すことも多くて、ピンをデッドに狙うこともできない。手こずりました」と、さらに13番もボギーとして停滞ムードが続いた。
でも、265ヤードの2打目をアイアンでピン奥2メートルにつけた17番パー5でイーグルチャンスを奪ってイーブンパーに戻すと、さらに18番で奥のカラーから、5メートルをパターで沈めた。
1アンダーで折り返すと、後半9ホールで3バーディ。「結果的に良いプレーで終われた」と、前日からの首位を守って安堵した。
最後の9番ホールは遠くで雷の音を聞いたが無事、回り終えることができた。
「ご利益がありました」と、午前中にプレーを終えた初日に早めに宿に戻ってお参りした神社にさっそく感謝。
コロナ禍を契機に、「炊飯器や食器を用意して、転戦時も自炊するようになった。家みたいにリラックスできる」と予約を入れるようになったウィークリーマンションは今週、コースから車で35分ほどにある福岡・太宰府天満宮のすぐ近く。雷とゆかりのある神様だ。
さらに足をのばして「ケガ無く、欲張らず」と、真摯に手を合わせた山の上の「宝満宮 竈門神社」は縁結びで有名な1300年以上の古社で、近年では一世を風靡した人気漫画「鬼滅の刃」の聖地としても有名である。
「ほんとですか!? 知らなかった。僕も好きで全巻読みましたよ!」。
ツアー2勝目を目指す決勝ラウンドを前に、思いがけずテンションもやる気も爆上がりした。