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ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント! 2022
プロ2季目の桂川有人が“制御不能”の初優勝
プロ2季目の桂川有人(かつらがわ・ゆうと)が1差の首位から出た最終日を7バーディ1ボギーの「65」。
通算24アンダーでツアー初優勝を手にした。
新選手会長・谷原秀人の推薦で、今年から大会主催の国際スポーツ振興協会(ISPS)に所属入りしたばかり。
新米ホストプロが、初優勝をホストVで飾り、「地味に終わるのもあれかな、と思って」と、大観衆の前で堂々と、大ファンという新日本プロレスの内藤哲也氏を模したポーズもビシっと決まった。
「谷原さんに紹介していただいて、ISPSさんについていただいてから成績がよくなりました。応援の力って凄いな」と、感謝。
今季初戦から2試合続けて2位となり、すでに「全英オープン」の出場権も獲得していた。
「その勢いで、初優勝ができて嬉しいです」と喜んだ。
初の最終日最終組で、序盤は同じ愛知で同期の大西魁斗(おおにし・かいと)と接戦となった。
2番で早々に並ばれ、3番で一度逆転を許した。
4番から3連続バーディで、再び1差のトップで形勢を立て直すと、右奥2.5メートルにつけた8番パー3と9番では10メートル超を沈めて連続バーディ。
2差をつけてターンできたが終盤は「つらかった。手が震えていた」と、16番で1メートルのチャンスを3パット。
ボギーで今度は日大先輩の、星野陸也に並ばれたが「これで吹っ切れた。行くしかない、と」。
次の17番パー3で8アイアンのティショットを1.5メートルにくっつけ、そのまま1差で逃げ切った。
これで賞金ランクも1位に浮上。
破竹の勢いだが「1勝目はラッキー、誰でもできる印象がある。これから2勝、3勝できる選手になっていきたいです」。
推しレスラーを見習い“制御不能”の選手になる。