2015年から大会主催の国際スポーツ振興協会(ISPS)に所属する。
今年、加入したばかりの桂川をこの日は3差から追ったが「パットがカップに触っているのに入らない」。
ショットに手応えがあった分だけ悔しかったが、たくさんの声援を受けてプレー。
「今日はお客さんがめちゃくちゃ多くて、そしてめちゃくちゃ熱くてプロゴルファーとして、本当に幸せなこと」。
大ギャラリーにちらほらする愛妻と2人娘の姿にも思いは加速。
ホストVは披露できなかったが、真剣プレーの合間も声援に手を振ったり、子どもにボールをあげたり、ファンサービスにも心を砕いた。
「最後の18番も、わざとラフに打ちました。お客さんのそばに行きたくて」と、シレっと「…うそです。あれは単なるミスです。ワハハハハ」。
今年は選手会の新・副会長でファンプロジェクト委員長と、肩書きをWで持ち、「大会を盛り上げることが僕らの役目。そういう意味では、少しは貢献できたかな?」と、満足だ。
「まだ1勝もできてないのは技量が足りないから」と、その点では自分に厳しく、「半田会長がこの大会を開いてくださったおかげでまた来週から優勝目指して頑張ろうという気持ちになれました。この熱い気持ちを来週の名古屋(中日クラウンズ)に持って行きたいです」。
そのほか、コロナ禍の2020年からハンダファミリーで活躍する稲森佑貴は6位タイ。
「チームISPSでプレーオフを」と、張り切って出ていったが桂川とのV争いに交われないまま終わった。
最後にバーディを狙った18番の2打目は、打った瞬間、手が離れる痛恨の1打。
「5アイアンでラインを出せればと思ったのが、つま先上がりもありダフってしまった」と、グリーンをショート。
寄らず入らずのボギーに「すべて台無し」と、あと味の悪いホスト試合とはなかったが「しっかり反省し、ここから上昇したい」。
お互いに、恩返しはまた別の機会に。