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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2022

大岩龍一「とにかく今年中に優勝したい」2位タイの好発進で改めて刻んだ恩師との約束

3年ぶりに復活した今大会も含めて残すところ今季もあと6試合。
「とにかく今年中に優勝したい」と、悲願成就にむけて好発進した。プロ6年目の大岩龍一(おおいわ・りゅういち)がノルマの6バーディ獲得と、ボギーはゼロ。

「前半は、3つくらい入れたいパットを外して、だいぶイライラしていた」と、伸び悩んだ一方で、「パーオンを3回外したけど4番や、6番では2メートルのパーパットをしのげたのは良かった」と、しっかり我慢も続けることができた。



ウェッジで左手前6メートルに乗せた前半最後の9番で、やっとこの日初バーディに恵まれると、後半最初の10番でもまた6メートルを入れる連続バーディで、一気に加速。

15番では8アイアンで乗せた左7メートルも沈めて今度、3連続を奪うと、18番では奥から6メートルのバーディ締め。


「ここ最近はそれなりにいい水準を維持できていたので調子がいいからこそ、ちょっとのミスが気になる。そういう意味ではミスショットが多い1日。満足度は60%」と、自分に辛口だったが3年ぶりに復活した今大会の会場は、4月の「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」に続いて今季2度目を数える。

「前回で、攻め方やグリーンのラインや、芝のクセなどだいぶ勉強できていた」と、学びを生かして6アンダーの2位タイ。

「この調子なら、優勝が狙えると思う」と、頷いた。


初のシード入りを果たした20ー21年は開幕から好調を続けて幾度も優勝争いに絡んだが、今季は「冬の間に取り組んだことが、上手くいかせなかった」と、秋までは「ミズノオープン」の10位タイが最高。

なかなかチャンスに恵まれなかったが、やっと今月最初の「For The Players By The Players」で2位に。


「あれは優勝争いというよりも、もともとポイント差がかなりありましたし、小林選手がもの凄く良いプレーをされた」と謙虚に受け止め、ポイント制競技で大量5得点差の地元Vに沸く小林伸太郎のかたわらで、大岩が電話で熱心に話し込んでいた相手は、高校1年から習う谷将貴コーチだ。


「今年教わって10年目になりますが、帯同してくださるとき以外はいつも、試合が終わると5分以内に電話をかけます」と、明かし「その日のプレーの反省とか、感じたことなど話し合い、点数をつけて次の試合につなげます」などとゴルフに関連する以外でも、「谷先生には私生活のことでもなんでも話せる。なるべく早く話をして、問題を一緒に解決します」と、心の大きなよりどころだ。


出身の千葉隣県の今大会は練習日からずっと会場で見守ってくれる。
「今週は、1日6個のバーディが目標。それにむかって1日ずつゴルフをするだけ」。
しっかりノルマを達成して上がった初日に恩師との約束を、改めて胸に刻んだ。

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